鈍感ピーターパン

夜勤を苦もなく続けられた日々は、鈍感だからだ。敏感な人々は生活の変化に対応できぬものらしい。そうだな、と思う。この歳でまた無職に戻ろう、と考えるのも、ギャンブルで数万円負けても「そうか…」で終わるのも鈍感だからだろう。普通の人々は何の目標もなく、もっていたとしても具体性のあるもので、ふざけた目的を抱いて辞めはしないだろうし、3万とか一瞬で負けたら反省したり熱くなったり震えたりするだろう。それが全くない。

それだけならまだ良い。これが労働にまで及ぶと事は事だ。ミスに対して鈍感になったら緊急事態だ。今、僕はこの渦中にいる。それでは怒られに行ってきます。謝罪しに行ってきます。